浮気の原因を招く。夫に言ってはいけない言葉とは?
結婚して長年連れ添っている夫婦は、自分の大切な家族としてお互いが一番身近な存在になり、相手に対しての安心感が大きくなります。
その一方、慣れすぎてしまい相手に対しての特別感や気遣いが希薄になってくるものです。他人であれば一言一言に気を遣って話すことも、夫に対しては何も考えず、感じたままをぶつけてはいないでしょうか。
言いたいことは我慢せずに何でも言い合える関係ははとても良いことですが、自分が何も気にせずに発した言葉が、実は夫を傷つけてしまっていることもあリます。
そんなことの積み重ねが、夫のプライドを傷つけることになり、浮気の原因になることも決してめずらしいことではありません。夫の浮気を引き起こさないために「夫に言ってはいけない言葉」とは、どんな言葉なのでしょうか?
上から目線で夫を否定する言葉はNG
ちょっとした口喧嘩をしている時など、イライラして感情的になってしまうとつい、思ったことをそのままストレートに口に出してしまいがち。
例えば、こんな言葉を夫に言ってはいませんか?
「何でこんな簡単なことができないの!?」
「それでも男なの? 情けないったらありゃしない」
「子供じゃないんだから、それぐらい理解しなさいよ」
「この前も言ったわよね。何度も同じこと言わせて、バカじゃないの?」
どんなに好きで信頼している相手でも、明らかに上から目線の態度や発言、そして自分を否定されるような言葉を投げかけられたら気分を害してしまいます。
夫に対して言いたいことがある時も常に自分に置き換えてみて、言われたらムッとしてしまうと思う言葉は言わない方が無難ですね。
仕事や収入のことをディスるのは、もってのほか!
夫の仕事内容や収入面に関するマイナスな発言を平気で発する妻もいるようですが、これは男の人が何よりもプライドを傷つけられる言葉です。
「いつになったら出世できるのかしらね」
「仕事のできる旦那さんが羨ましいわ」
「こんな収入じゃ貯金もできないしこの先が不安だわ」
「あなたの収入が上がらないから私がパートしてるのよ」
夫の仕事のことに口を出す妻は、夫にしてみれば「仕事のことを何も知らないくせに勝手なことばかり言うな」という気持ちがあるのですが、収入が少ないという事実を指摘されると何も言えなく、言い返す言葉もぐっとこらえてしまいます。
そんな小さなストレスが積み重なると、夫が妻に嫌気をさすことになりかねません。男性は社会の中で家族のために孤独に戦っているのです。
仕事や収入に関しては本人が一番よくわかっていて、何とかしたいと日々葛藤しているのですから、そこを理解してあげて、夫のヤル気につながるポジティブな言葉をかけてあげたいものです。
夫の両親の悪口、自分の親族の自慢話も不可
結婚して長くなると、相手に対しての気遣いがなくなり、つい、義理の両親に対しての不満や愚痴などを夫にこぼしてしまうことがありますよね。
「お義母さんって、本当に遠慮がない人よね」
「お義父さん、いつも孫を甘やかし過ぎて困るわ」
「煮物の味付けが濃いって言われたけど、ウチの味に口出ししないでほしいわ」
「あなたのご両親、話が通じにくくてイライラする」
自分の両親が悪く言われたとしたら、旦那さんにとって面白いはずがありません。たとえ、その場で何も反論しなかったとしても、心の中では不快な気持ちを抱いているはずです。
また、自分の両親や親族の学歴や職業、財産などの自慢めいた話も夫にするのはNGです。妻が自分の親族の自慢話をすると、暗に夫の親族が比べられてけなされているように思えてしまいます。
自分に置き換えてみて、自分の両親のことを夫に悪く言われたら嫌な気持ちになるな、ということを考えて、発言には気をつけましょう。
愚痴や不満ばかり並べ立てられるのは苦痛
夫が仕事を終えて帰宅したら、待っていました!とばかりに「聞いてよ聞いてよ」攻撃をしていないでしょうか。
「隣の○○さんたら、ひどいのよ」
「スーパーで買ったレタスの中身が傷んでたの、最悪じゃない?」
「今日もゴミの分別できてないお宅があったの。きっと○○さんよ。あそこの家、いつも注意されてるのに信じられないわ!」
夫に話を聞いてもらいたいのはわかりますし、会話でコミュニケーションを深めるのは悪いことではありませんが、その話の内容が愚痴や不満といったマイナスなことばかりだったら、聞かされる方にしてみれば決して「楽しい会話」とは言えないでしょう。
旦那さんは一日一生懸命働いた後、家庭に癒しを求めて帰宅しているのに、家に着いた途端に妻の愚痴ばかり聞かされたのでは逆にストレスになってしまいます。
女性の大好きな「他人の噂話」も、男性は特に興味がありません。将来の夢や、夫婦2人にとって有益な会話でリラックスさせてあげるようにしたいものです。
夫に言ってはいけない言葉は、自分が言われて不快になる言葉
- 上から目線の否定的な言葉
- 仕事や収入面での否定的な言葉
- 夫の両親の悪口や親族の自慢話
- ご近所への愚痴や不満
上記4つの「夫に言ってはいけない言葉」をご紹介しましたが、発言のトラブルを回避するために最も大事なのは、常に相手の立場になってみることです。
自分が言われて不快な気持ちになる言葉は、相手も不快に思います。長く連れ添った夫婦だと「相手を思いやること」がなかなかできなくなってきますが、親しき仲にも礼儀あり、は夫婦間でこそ忘れてはならないことかもしれません。
どんな些細なことでも、自分が言われて嫌な気持ちにならないか、を一度考えてから発言するように心がけたいですね。